〜奇〜







「・・・・・・・ったく。人が優しくしてやっているのに」


文句を言いながら商店街を歩く男性一人。








「アニィ〜!!」


大声で叫ぶ男性が一人。






前方不注意






ドン






「「うわっ」」






「ったたたた・・・・・・・・」
「すまんのぅ」






「「あっ」」






「石原さん」
「上田センセー」
「どうしたんですか?こんな所で」
「センセーもじゃよ」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「喫茶店にでも行きませんか?」
「そうじゃの」


特にこれとする事も無いのに喫茶店に入る二人






「石原さんはあんなところでなにしていたんですか?」
「わしか?アニィと途中ではぐれてしもぉて」
「矢部さんと・・・ですか」
「知らんかいのぅ?」
「さぁ。会ってないんで」
「そうか・・。センセーこそ何しょぉったんじゃ?」
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・センセー?」
「・・・・・・・・・・いや」
「あっ!またねぇーちゃんと・・・・!」
「えぇ・・・まぁ」
「そうかぁ〜・・・・・・・」






「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」






「お互いたいへんじゃの」
「ですね」






二人同時にコーヒーをすすった。






一方。






「「あっ」」






「矢部!」
「山田!」






「何してるんですか?」
「お前こそなにしてるんや」
「私は・・・・上田さんを・・。矢部さんこそ」
「俺はあれや・・・石原とはぐれてもぅたからな」
「どっちもどっちですね」
「お前と一緒にすなや」
「一緒ですよ。っでさっきからなに突っ立ってるんですか?」
「あぁ。あれ見てみぃ」


矢部の指差す方には二人が入った喫茶店。
もちろん中には・・・・・・。






「あっ。上田さん・・・・・・・・とあれ石原さんじゃないですか?」
「そうや」
「呼ばないんですか?」
「だから、見てみぃって言うとるやろ」
「えっ?」

奈緒子は矢部に言われるがまま二人を見る






「うわ〜・・・なんかありえない風景ですね」
「そうやろ」
「あっ!笑ってる!!」
「何はなしとんや一体・・・・・」
「あんなに笑ってる・・。本当どんな話してるんでしょうね」
「しばらく見とくか」
「そうですね」






中の二人が外の二人の話で盛り上がっている事は

知るよしも無い








mikiさんのお宅のキリ30000を踏もうと意気揚々と踏み込んだら、残念30004で。
ニアミスでしたとご報告をしましたらば、ニアミスオッケーとのご通達を頂きまして、図々しくもリクエストしてみました(笑)
TRICKで、上田と石原の妙なやりとりを見たいと…またエラく中途半端で微妙なリクエストだったんですけど、快く受けてくださいました。
あまり見られないシチュエーションだけに、にやっとしてしまいますよね。
さりげない矢部と奈緒子の遣り取りにも思わずにやり。
mikiさんありがとうございました☆

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