あー、もうっ!
浅見光彦より断然この刑事さんにメロキューです(笑)
ちょっと疲れた感じの表情で、橋をタッタカ走る姿に思わず「良し!」とガッツポーズをしてしまう射障です(笑)
しかしながらー、沢村一樹の浅見シリーズはどうにも滑稽だ。
ちょっと綺麗な女性を見つけると心を揺らす光彦の、情けない事…
マドンナにも参ります。
殺害された方のマドンナ、結構…というか、なんつーか、きっつい顔してます。
性格もきつそうです。
尚且つ高飛車で、なかなか自意識過剰気味ですね。
光彦と視線が合って、すっかり痴漢扱いですもの。

生瀬さんが演じるのは、事件の舞台となる愛媛は松山の刑事さんです。
短い髪の毛が、ぼさぼさっとあっちゃこっちゃにはねていて可愛らしいです。
地味なスーツに、白いシャツ。ネクタイはなしですね。
典型的と言えば典型的、ごくごく普通の刑事さんです。

光彦が取材で訪れた、「坊ちゃん」ゆかりの地、松山。
そこで、綺麗な女性に目を奪われ、殺人事件に巻き込まれていく光彦…
ところどころ、光彦扮する坊ちゃんが出てくるのがまた滑稽さを増加させますね。

まぁ、光彦の着眼点はすばやく、他者の盲点を付いていてなかなかです。
さすが名探偵。
あ、そうそう。
浅見光彦と言えば面白い遣り取りがありますねー。
警察を出し抜き推理も然ることながら、身分がばれた時の、ね(笑)
私、あの遣り取りが大好きです。
それでいいのか警察!!と突っ込まずにいられません。
今回は、マドンナ殺害の参考人として事情聴取されている中で、別の事件に口を挟んでましたね。
松山中央署の副署長は、光彦を犯人扱いですね。
なんだか言い訳がましい事を言いながら、光彦はすたこらさっさと雪江お母様との待ち合わせ場所に行ってましたが、その後ろから丸山刑事(生瀬さん)がざしゅ…と土を踏んで付いてきましたね。
こっそりという感じですが光彦にはバレバレー。

おっと、なんだか妙なところをワタクシ射障、凝視してしまいました。
光彦と二人で並んで歩いているシーンなんですが、(恥をしのんで質問…の後)丸山刑事の、足が… 歩き方?
何か、歩いている時の足が可愛いんですけど(笑)
光彦の歩き方と足の動きに比べると、こう、ぺったらぺったら歩いているように見えるんです。
可愛いです、はい。

どうでもいい事ですが、光彦の天然なキザっぷりは背中が痒くなりますね。
天真爛漫な笑顔を見せるまりこさんを、撫子呼ばわりですから。

現場検証の場面も滑稽でしたね。
副署長を被害者役にするとはねぇ…針でぐさっと刺されて痛そうでした。

素性がばれて接待される光彦は、いつも思うんですが、結構まんざらでもなさそうですね。
やれやれ…っていう表情がさ、兄は兄、僕は僕とか言いつつ、特権利用しているよね。
比べて丸山刑事の、野球拳をやらされている時の表情が・・・
やってられねぇ〜よなぁ、ったくよぉ〜・・・って感じでいいです。
なんて素敵な脇役だ(←ファンの贔屓目)

事件の謎解きストーリーとして、浅見シリーズは結構面白いです。
光彦役はさまざまで、私は辰巳琢郎さんのシリーズが一番好きです。
余談ではありますが、水谷豊さんも光彦役をなかなか滑稽にこなされています。
おもしろいっす。

事件の謎解きで、光彦とまりこさんと、丸山刑事が三人で座卓を囲んで何やら推理してまして、某生瀬さんファンサイト様のレビューを拝見してから見ると本当に、学生の勉強会に見えるから笑えますね。
自由研究みたい(小学生かよ/笑)
まぁ、丸山刑事はさっさと捜査のために革靴はいて画面から消えてしまいましたが。
光彦の取調べは、なんか、爽やかそうに見えてねちっこいと言うかね。
褒めて突く、みたいな?
そんで特権活用しすぎです。
いくら丸山刑事が手伝ってくれるからって、こきつかいすぎじゃー(笑)
入浴シーンはある意味サービスショットですか?
それぞれのファンのための。
ワタクシ、生瀬さんの濡れた髪に非常に弱いのですが…
それはさておき、浴衣シーンもサービスショットですね。
女性もそうですが、男性も浴衣を着るとセクスィーです。
エラい甘党の丸山刑事ですが、珈琲に砂糖入れすぎです。
いくら自分でも甘党と言ってるからって…そしてそれを見て覚せい剤を連想する光彦…突飛ですがこれがまた事実ですから、なんとも言いがたいです。
あぁでも、砂糖や小麦粉って、なぜか覚せい剤を連想させるものによく使われますね。
似てるから仕方ないのか…
結局、砂糖をたっぷりいれた甘い珈琲を飲む事なく、丸山刑事は浴衣にねじりはちまきのまま、裸足に革靴はいて捜査に向かいましたが。
さすがヤマアラシ、ワイルドです。
でも温泉宿?の人に、浴衣で帰らないでくださいと怒られてました。

波戸さんは、容疑者っぽい立場に立たされてましたが、根は純粋な方なのですねー
恋って、本当に純粋なものだ…(関係ない)

会報を使ったシャブの密売の待ち合わせのトリックですが、光彦も結構甘いですね。
いくら名目として、波戸さんが会報の編集をしているとはいっても、こんな大物が自ら編集作業なんかするかー(笑)
上っ面で人を見すぎだよ、光彦君、チッチッチ(笑)
気付くの遅すぎ。
結局利用されていたわけだ、波戸さんは。

全体のストーリーとしては、普通かなぁと。
毎回浅見シリーズは見てますが、これと言って「面白ぇ!」と断言は出来ないな。
光彦の推理に「多分」「恐らく」が結構でてくるし、言われて見れば単純明快。
尚且つ犯人は結構あっけなく自供し始める。
全く、マドンナ一号の高飛車っぷりがむかつきますね。

ラストはまたずいぶんと爽やかな終わり方でした。
丸山刑事のにやっとした表情が笑えましたが…
光彦と肩を組み合ったりね、しいて言うなら美味しい場面が多々あるドラマですね。
なんと言っても、一人で季節感たっぷりかもし出してくれていました。
暑そうでしたね、最後まで…

そして光彦は、最後までマドンナだの撫子だの、副署長を最後まで赤シャツ呼ばわり…
なんて失礼なヤツだ(笑)
坊ちゃん育ちの名探偵め…くそぅ、相変わらずキャラ的には面白いヤツだ(笑)


*予備知識
・浅見光彦とは
 警視庁刑事局長である浅見陽一郎を兄に持つフリーのルポライター
 父親は既に死去、兄とは年が結構離れている。永遠の33歳(笑)
 年より若く見えるなかなかの男前。
 事件が起きるとついつい興味を持ってしまい、一見巻き込まれたように見えるが、恐らくは自ら身を投じているに違いない(←射障的見解)
 女性との付き合いが少ない(いつも不発に終わる)


確か、月曜ミステリー劇場ではいった「浅見光彦シリーズO坊ちゃん殺人事件」だと思います。
ずいぶん前にビデオ録画したものを、それはもう何度も鑑賞していましたが、ようやっと語りにこれました。
見ながら書くのでどうにも愚痴愚痴していますが、平凡なミステリーものの、生瀬さんは他よりちょっと出番の多い脇役にしか過ぎないようでした。
ただこのシリーズは大抵、光彦と組む刑事がいるので、その刑事が生瀬さんだったのはなかなか良いでしょう。
ストーリー的には原作(著:内田康夫)の方が面白いですが、生瀬さんだけ追うとそれはもう…オイシイです(笑)
準レギュラーなら尚オイシイんだけどなぁ…とか思ったり。


PAGE-top
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送